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エスプレッソとは?歴史やおいしく淹れるためのポイントを紹介

2024/09
テーブルの上に置かれた3杯のネスレネスプレッソコーヒー

コーヒーは風味・苦み・酸味・コクなどのバランスの違いにより、さまざまな味わいを楽しむことができます。コーヒーには様々な抽出方法がありますが、その中でもエスプレッソは、コーヒー豆本来がもたらす濃厚な味わいを楽しむことができるコーヒーです。

エスプレッソの歴史や種類について知ることで、より美味しいエスプレッソを淹れることができ、喫茶店やカフェなどで役立つでしょう。そこで本記事では、エスプレッソについて詳しく解説します。

エスプレッソとは

ネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「モメントディスペンサー」と3杯のコーヒーカップ

「エスプレッソ(espresso)」とは、イタリア発祥のコーヒーの種類のことです。イタリア語で「急速な」「特別な」という意味があり、高圧を用いて短時間で抽出することで、濃厚な味わいのコーヒーを素早く淹れることができます。

色が濃いため「苦そう」というイメージがあるかもしれませんが、抽出に時間をかけないため、実は雑味が少なくコーヒーの旨みを引き出しやすいことが魅力です。まずはエスプレッソについて、次のポイントから解説します。

  • エスプレッソの歴史
  • ドリップコーヒーとの違い

エスプレッソの歴史

エスプレッソは20世紀初頭ごろにイタリアで考案され、現在では世界中で親しまれています。イタリアでコーヒーといえば、基本的にはエスプレッソを意味するほど、イタリアのコーヒー文化に根付いています。

エスプレッソはイタリア語で「急速な」「急行」「特別な」という意味があり、専用のマシンでコーヒー豆を高圧で一気に抽出するという方法を用います。この専用マシンはエスプレッソマシンと呼ばれ、バリスタがいなくても手軽にエスプレッソを提供できるようになったことから、これまで普及していなかった地域にも広まりました。
カプチーノやカフェラテなど、エスプレッソから発展したコーヒーメニューも多いため、コーヒーの歴史の中でも特別な存在といえます。

ドリップコーヒーとの違い

エスプレッソとドリップコーヒーは、コーヒーの抽出方法自体が大きく異なるため、次のようにさまざまな違いがあります。

【エスプレッソ】

  • 挽き方:極細挽き
  • 焙煎度合い:中煎り~極深煎り
  • コーヒー粉と水の割合:コーヒー粉7~8gあたり水40ml前後
  • 抽出方法:高圧を用いて短時間で抽出する
  • カップ:エスプレッソカップやデミタスカップ
  • 味わい:濃厚で風味豊か

【ドリップコーヒー】

  • 挽き方:細挽き~粗挽き
  • 焙煎度合い:浅煎り・中煎り・深煎りなど
  • コーヒー粉と水の割合:コーヒー粉10gあたり120ml前後
  • 抽出方法:紙や布製のフィルターなどを使用してゆっくり抽出する
  • カップ:コーヒーカップやマグカップ
  • 味わい:エスプレッソと比べるとマイルド

エスプレッソの最大の特長は、濃厚な味わいとなめらかなクレマにあります。
エスプレッソもドリップコーヒーもコーヒーの種類に含まれますが、上記のような違いがあるため、それぞれの特長を理解したうえでエスプレッソを淹れることで、楽しみ方もより広がるでしょう。

エスプレッソのバリエーション

ネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「モメント ミルク」で淹れたエスプレッソを運ぶ男性

エスプレッソをベースにした飲み物には、次のように多様なバリエーションがあります。

  • エスプレッソ
  • アメリカーノ
  • カフェラテ
  • カプチーノ

エスプレッソ

深めに焙煎したコーヒー豆を高圧で一気に抽出する伝統的な抽出方法です。ドリップコーヒーと比較すると濃度が高いため、深い風味を楽しむことができます。エスプレッソ表面を覆うクレマには、口あたりがやわらかいという特徴があります。このエスプレッソをベースにして、後述するカフェラテやカプチーノなどが作られます。

アメリカーノ

アメリカーノは、抽出したエスプレッソにお湯を注いだものです。エスプレッソの濃厚な風味や苦みが和らぐため、やさしい口当たりとスッキリとした後味の良さが楽しめます。濃いエスプレッソが苦手な人や、ドリップコーヒーとは異なる風味を求める人におすすめです。

カフェラテ

エスプレッソにミルクを加えた飲み物です。エスプレッソと比べるとミルクが加わっていることでまろやかな印象になり、ドリップコーヒーにミルクを加えたカフェオレと比べてコーヒーの風味をじっくり味わえます。濃厚なコーヒーを楽しみたいが飲みやすさも重視したい、という人におすすめです。カフェラテには「ラテアート」と呼ばれるミルクの流し込み方によってハートやリーフ模様を描くアートが施されることもあり、見た目の美しさも魅力の一つです。

カプチーノ

カフェラテと同じくエスプレッソにミルクを加える飲み物ですが、カフェラテと異なるのは蒸気で温めた泡状のフォームミルクを加える点です。そのため、カフェラテと比べてよりまろやかでやさしい味わいや、泡状のフォームミルクによるやわらかな口当たりを楽しめます。飲みやすさを求める人におすすめで、フォームミルクでデザインを描きながら注ぐことで、バリスタのテクニックもアピールできます。

カフェ・マッキャート(マキアート)

エスプレッソにフォームミルクを加える点はカプチーノと同じですが、こちらはカフェラテやカプチーノに比べてミルクの量が少ないため、エスプレッソの風味をより強く感じられます。

なお、「マッキャート(macchiato)」はイタリア語で「染み」という意味で、エスプレッソにミルクの染みがつくように少量だけ加える様子を表現したユニークな名称だといえます。通常のエスプレッソよりマイルドですが、ミルクが少量のため、カプチーノよりコーヒーの風味を楽しみたい人におすすめです。シンプルながらエスプレッソの力強さを感じられる一杯です。

キャラメル・マッキャート(マキアート)

前述したカフェラテに、少量のキャラメルソース、バニラシロップなどを加えた飲み物です。キャラメルソースの甘さと、エスプレッソの苦みを両方楽しみたい人におすすめです。

カフェ・モカ

エスプレッソにフォームミルクと、チョコレートソース・チョコレートパウダーを加えた飲み物です。さらに、生クリーム・ココアパウダー・クラッシュナッツなどをトッピングすることもあり、エスプレッソに甘くまろやかな風味を足すことができます。また、エスプレッソコーヒーの品質やラテアートの技術などで、店舗の魅力をアピールすることも可能です。他の飲み物と比べて甘みがあるため、コーヒーの苦味が苦手な人にもおすすめしやすい一杯です。

おいしいエスプレッソを淹れるためのポイント

ネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「モメント 100」でコーヒーを淹れる男性

エスプレッソをおいしく淹れるために、次のようなポイントを意識してみましょう。

  • エスプレッソ抽出に適したコーヒー豆を選ぶ
  • 豊かなクレマをつくる
  • 適切なコーヒーマシンを選ぶ

エスプレッソ抽出に適したコーヒー豆を選ぶ

前述したように、エスプレッソ抽出に使用するコーヒー豆は「中煎り~深煎り」が一般的で、ドリップコーヒーよりも焙煎度合いが深いものがおすすめです。エスプレッソマシンと、エスプレッソの抽出に適したコーヒー豆を用意することで、エスプレッソを手軽に淹れることができます。

豊かなクレマをつくる

クレマとは、エスプレッソ特有の魅力であり、これはエスプレッソの抽出時に水分と油分が融合し、乳化現象が起きることで生じるなめらかな泡の層です。豊かなクレマによってコーヒーの芳醇な香りを閉じ込め、口当たりがやわらかな印象になります。

エスプレッソはクレマ・ボディ・ハートの三層から成り立ち、それぞれに以下のような特長があります。

  • クレマ 風味や香りを含む、濃密できめ細かい泡
  • ボディ コーヒー本来の深いコクが凝縮された部分で、焙煎度で味わいが変わる
  • ハート 一番下にある層で、一番苦味が強く、エスプレッソの味わいの強さや深さが凝縮されている

豊かなクレマをつくるには、品質の高いコーヒー豆を用いて、適切な豆の量に対し、適切に圧力をかけて抽出することが重要です。手動でクレマをつくることも可能ですが、前述のような抽出を行うには知識や技術が欠かせません。手軽に豊かなクレマをつくりたい場合には、エスプレッソを抽出できるコーヒーマシンの活用を検討するとよいでしょう。

適切なコーヒーマシンを選ぶ

本格的なエスプレッソを淹れるためには熟練のテクニックが必要ですが、エスプレッソを抽出できるコーヒーマシンを使うことで、プロのバリスタが淹れたようなエスプレッソを簡単に提供できます。

使用するシチュエーション・場所に応じて、サイズや機能を検討することが大切です。カプセル式のコーヒーマシン(エスプレッソマシン)を使用することで、ワンタッチ操作で本格的なエスプレッソを淹れることができ、少人数でのオペレーションでも効率よくクオリティの高いコーヒーが提供できます。

おいしいエスプレッソを淹れるなら「ネスプレッソ プロフェッショナル」のコーヒーマシンがおすすめ

テーブルに設置されたネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「モメント200」と手帳

本格的な味わいのエスプレッソを淹れるなら、「ネスプレッソ プロフェッショナル」のコーヒーマシンがおすすめです。ミシュランの星付きレストランやラグジュアリーホテル、旅館などでも採用されており、飲食店・カフェ・オフィスに導入されています。導入事例もぜひご覧ください。

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以下では「ネスプレッソ プロフェッショナル」のコーヒーマシンをご紹介します。

ジニアス

ネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「ジニアス」

ジニアス」は、コンパクトで導入が容易なコーヒーマシンで、レストランやカフェなど、どのような環境でも高品質なエスプレッソを提供できます。コンパクトなデザインにより設置スペースが抑えられるため、小規模な店舗にも導入しやすいです。簡単な操作でコーヒーを誰でもスピーディに抽出できるため、店舗オペレーションを効率化できます。

多様なビジネスシーンに対応
レストランやカフェなど、さまざまなシーンに適しています。どんな環境でも高品質なコーヒーを提供できます。
導入が容易
コンパクトなデザインにより、スペースの制約に対応します。狭いスペースでも設置が可能で、効率的なレイアウトを実現します。
簡単操作
ジニアスコーヒーは、簡単な操作でコーヒーを誰でもスピーディに抽出できます。
  • 電源:100V、50/60Hz
  • 定格消費電力:1,450W
  • 給水:タンク式(2L)
  • 本体重量:約7kg
  • 本体寸法:約W19×D40×H31cm
  • 顧客数の目安:5〜15人

モメント ミルク

ネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「モメントミルク」

モメント ミルク」は、シンプルな操作性で幅広いミルクメニューに対応できるコーヒーマシンです。コーヒーの抽出量やミルクの量を調整し、5種類のブラックコーヒーと12種類のミルクを淹れることができます。簡単な操作でスムーズにエスプレッソを抽出できるため、店舗の待ち時間を削減して顧客満足度を高めることができます。

多彩なメニュー
コーヒーの抽出量やミルクの量を調整し、5種類のブラックコーヒーと12種類のミルクが楽しめます。
スマートな操作
タッチパネルのガイダンスに従い、マシンエラーの内容を即座に確認し、水タンクやポッドコンテナを効率的に管理できます。
効率的なオペレーション
簡単な操作で、誰でも迅速に一杯分ずつのコーヒーを抽出できます。これにより、顧客の待ち時間を削減し、効率的なサービス提供が可能です。
  • 電源:単相200V、50-60Hz(※100V変圧器対応可能)
  • 定格消費電力:1,600W
  • 給水:タンク式(4.6L)
  • ミルクタンク容量:3L
  • 本体寸法:約W56×D50×H42cm
  • 重量:39kg
  • 顧客数の目安:30人

アグイラ220(AGUILA 220)

ネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「アグイラ220」

アグイラ220」はコンパクトながら本格的な味わいのミルクメニューを楽しめるコーヒーメーカーです。

出杯数が多いシーンに最適
2つの抽出ヘッドが搭載されており、同時に2杯のコーヒーが抽出できます。これにより、顧客の待ち時間を大幅に短縮し、混雑した場面でも効率的な店舗オペレーションが可能となります。
ワンタッチメニュー
簡単な操作で、計11種類のメニューをワンタッチで提供できます。コーヒーのバリエーションが豊かになるため、顧客に多彩な選択肢を提供できます。
ミルク冷蔵タンク
ミルク冷蔵タンクが内蔵されており、ミルクを適切な温度に保ちながら、多くのミルクレシピが抽出できます。
  • 電源:単相200V、50/60Hz
  • 定格消費電力:2,700W
  • 給水:水道直結式またはタンク式
  • 本体重量:約75kg
  • 本体寸法:約W65×D70×H64cm
  • 顧客数の目安:60〜100人

アグイラ440(AGUILA 440)

ネスレネスプレッソのオフィスコーヒーマシン「アグイラ440」

アグイラ440」は高品質な至福の一杯を効率的に提供できるコーヒーメーカーです。

出杯数が多いシーンに最適
4つの抽出ヘッドが搭載されており、同時に4杯のコーヒーが抽出できます。これにより、顧客の待ち時間を大幅に短縮し、混雑した場面でも効率的な店舗オペレーションが可能となります。
ワンタッチメニュー
簡単な操作で、計11種類のメニューがワンタッチで提供できます。コーヒーのバリエーションが豊かになるため、顧客に多彩な選択肢を提供できます。
2.5L × 2個のミルクタンク内蔵
2種類の牛乳を使用できます。ミルクを適切な温度に保ちながら、より多彩なミルクレシピの抽出が可能です。
  • 電源:単相200V、50/60Hz
  • 定格消費電力:4,500W
  • 給水:水道直結式
  • 本体重量:約100kg
  • 本体寸法:約W100×D62×H63cm
  • 顧客数の目安:100〜200人

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